サイレントキラー
カテゴリー: 博士のオリジナル用語集, さ行, 博士の健康用語集 | 2010.8.7 | コメント (0)
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サイレントキラー
■ 定義
俗に高血圧症のことをいう。
自覚症状がないまま動脈硬化が進行し、突然、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)など、
生命にかかわる病気を引き起こすために呼ばれる。
血圧とは、心臓から送り出されて血管を流れる血液が、
血管の壁にかかる圧力のことをいう。
心臓が収縮して血液を送り出すときの最高血圧と、
ゆるんでいるときの最低血圧、
この圧力が基準値以上に高い状態で続くことを、高血圧症という。
高血圧症にみられる、血管中をでスムーズに血液が流れない状態とは、
血管内の圧力が通常より上がっている状態のことで、
その状態が続くと血管がもろくなっていく。
日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中だが、
そのうち心臓病と脳卒中を引き起こす原因となっているのが、この動脈硬化。
高血圧症であっても、当人がそのこと気づかずにいることが多いため、
定期的に血圧を計測することが必要である。
中高年の人たちだけでなく、若い人でも高血圧になる可能性があり、
厚生労働省などでは病気が引き起こされやすい状態を
メタボリックシンドロームと診断して早めの治療を呼びかけている。
■ 高血圧によって引き起こされる病気
ほとんどの場合、高血圧にはとくに自覚できる痛みや疲労感と
いった症状はないが、そのままにしておくと、動脈硬化が進む。
動脈硬化は全身の血液の流れを悪くするが、
とくに多くの血液を必要とする心臓や脳に被害が及ぶ。
この動脈硬化によって心臓病、脳出血、脳梗塞、腎臓病など
さまざまな合併症が引き起こされる。
■ 原因
「本態(ほんたい)性高血圧」と「二次性高血圧」に分類される。
【本態性高血圧】
体に、とくに異常がないのに血圧が高くなり、原因も特定できない。
ただし、原因となる危険因子は明らかにされており、
塩分や脂肪、コレステロールのとりすぎ、
過剰な飲酒、糖尿病、加齢による血管の老化、ストレス、運動不足、
肥満、そして遺伝などがあげられている。
【二次性高血圧】
腎臓病やホルモンの分泌の異常など、原因となる病気があるものをいう。
病気を治すことで、高血圧も改善される。
■ 予防と治療
高血圧の予防と治療は、生活習慣の改善が中心となっていく。
【食生活】
塩分を減らす。
高血圧症の治療で目標となる塩分摂取量は1日あたり6g以下とされる。
体内の余分な塩分を排泄して血圧を下げる、
カリウムを多く含む新鮮な野菜や果物をとる。
【運動】
適度な運動は心肺の働きを高め、血液の循環を促進する。
【環境】
ストレスやタバコも血圧を上昇させる。
また、寒さも血圧を上昇させるので、高血圧の人はとくに冬季の家と外、
家の各部屋間の温度差に気をつける。
【投薬】
生活習慣の改善だけでは下がらない場合は、血圧を下げる降圧薬が処方される。
【高血圧の診断基準】
病院など医療機関で血圧を測った場合、
緊張して本来の血圧よりも高い数値が出てしまう人がいる。
そのため家庭でリラックスしているときに、
自分で測った血圧が本来の自分の血圧に近くなるので、
家庭で測る血圧も重視されている。
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