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 ドライマウス (dry mouth)

■ 定義

唾液(だえき)が出ず、口が渇く症状。
医学的には、口腔(こうくう)内乾燥症という。
男性よりも女性に多く、潜在患者は国内で、およそ800万人以上と推定される。
口の中がいつも乾燥した状態になり、口臭や虫歯の原因になる。
唾液の分泌量低下や粘性亢進(こうしん)などの症状を伴う他の病気との
関連性があるため、口腔内や舌に痛みや不快感がある場合には、医師の診断が必要。

■ 原因

生活習慣によるもの、服用中の薬の影響によるもの、病気のサインによるものなどがある。

【生活習慣】
喫煙やファストフードなどの偏った食事による食生活の乱れは、唾液の分泌を抑制する。
ストレスや緊張があると交感神経が刺激され、それによって唾液の分泌が抑制される。

【薬の副作用】
抗うつ剤、鎮痛剤、抗パーキンソン剤、降圧剤などの、多くの薬物に唾液の分泌を減らす副作用がある。

■ 病気のサイン

生活習慣の見直しや、薬の投与量を加減してもドライマウスが改善されない場合には、
ドライマウスを伴う病気の可能性がある。

【シェーングレン症候群】
涙腺や唾液腺などの外分泌腺に慢性炎症が起こり、その働きが低下する病気。
涙や唾液などが不足して乾燥症状が生じるために、ドライマウスが起こる。
ドライマウスのうち、約30%の病気が原因で起こるとされている。

【糖尿病】
高血糖によるのどの渇きから、ドライマウスの症状がでる場合がある。



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太極拳

■ 定義

中国武術の長い歴史から生まれた、もともとは護身用の拳法。
起源と創始者には諸説あるが、
明代(1368~1644年)末~清代(1644~1912年)初めとされている。
しかし、基礎理論は、紀元前の『易経』に始まる「陰陽五行」論や
『老子』『孔子』といった中国古典の影響を受けているといわれる。
現代では、武術よりも健康法として世界中の中高年層に人気となっている。
ゆっくりと動作を行い、意識的に呼吸と合わせて行うのが特徴。
そうすることで、全身の「気」の流れをよくし、心身をリラックスさせる。
身体鍛錬や柔軟性、筋力の強化など、健康全般に有効とされる。
年配者や体の弱い人でも、自分の体力に合わせて行うことができる。
いつでもどこでも一人ででき、道具を必要としない。

■ 考え方

トレードマークになっている「太極図」は、
万物が生まれる宇宙の始まりとして「太極」を想定し、
ここから対立する属性である陰と陽が生まれるという陰陽思想に基づく。
さらに、宇宙のすべてのものは、
木、火、土、金、水(もく、か、ど、ごん、すい)の
五つの要素から成り立っているとする。
これを、五行(ごぎょう)という。
宇宙の始まりは、陰と陽にはまだ分かれていない混沌とした状態であり、
自然も人間もすべて陰と陽、
さらに五行の調和によって成り立っていることから、
自然と人間は対立するものではなく、
自然の流れと人間の生活はうまく調和している。
なので、自然との調和が乱れると病気になり、
さらには死に至ることになる、
という陰陽五行の思想が太極拳には生かされている。
太極拳は、伝統太極拳と制定太極拳に分けられる。

【伝統太極拳】
清朝の初期に陳王廷によって創作された陳式太極拳、
それ以降の楊式太極拳、呉式太極拳、武式太極拳、
孫式太極拳の五大流派を伝統太極拳という。

【制定太極拳】
第二次世界大戦後に中国政府が健康増進を目的として、
誰でも楽しく学べる新しい太極拳を編集した24式太極拳を、
「制定拳」として普及させた。
制定太極拳は、多くの太極拳の型の中から
24の太極拳の型を選んで簡略化してまとめられている。
24式太極拳のほかにも48式太極拳、88式太極拳なども制定されている。

■ 効果

太極拳は、ゆっくり体を動かすが、実際は、早く動くことよりも力を抜くこと、
ゆっくり動くことのほうが体力を使うので、
鍛錬を続けることによって全身の筋肉、とくに足腰を鍛えることができる。
力を抜いて呼吸をすることで心身がリラックスした状態を保て、
筋肉がほぐれ、肩こりや腰痛が解消される。
また、ストレス解消や集中力アップなど精神面に良好な効果が得られるとされる。



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虫垂炎

■ 定義

盲腸と呼ばれる大腸の始まりの部分にある、
小さな管に炎症が起きた状態を指す。
突然の激しい痛みが腹部を襲い、
開腹手術による切除が必要になる。
肺や胃などの臓器と違い、
虫垂は生存に欠かせない臓器ではないとされる。
炎症をずっとほおっておくと化膿して
破裂腹膜炎を起こしてしまい、死につながることもある。
発症は10代~20代前半によくみられるが、
2~3歳の幼児にもみられるので注意が必要。

■ 症状

最初はへその周りから急激な痛みが始まり、
炎症の症状が進むにつれて痛みは右下のほうに移動する。
痛みを感じる腹部の右側を手で押さえて丸くなる姿勢がよくみられ、
飛び跳ねたときなどに痛みが強くなる特徴がある。
発熱、吐き気、嘔吐(おうと)も伴う。
炎症が重度になって虫垂が破裂すると、
お腹の臓器を保護する膜が炎症を起こす腹膜炎を併発する。
激しい痛みと、お腹に水がたまってふくれてしまい、命にかかわることがある。

■ 原因

はっきりとした原因は、まだ明らかにされていない。
盲腸は小腸と大腸のつなぎ目、大腸の先端の部分にある。
通常、小腸で消化された便が回盲部から大腸に入っていくが、
この盲腸に便(糞石)や異物が詰まることで、
細菌が繁殖して炎症を起こすといわれている。
大人は腸の機能がしっかり働いているので詰まることは少ないが、
子どもはまだ腸が発達していないため、
働きが不十分なので詰まることが多いとされている。

■ 治療法

虫垂炎の専門科は、消化器科か外科である。
まず、症状と触診から虫垂炎を疑う。
腹部X線検査、超音波検査、CT検査などの画像診断。
細菌感染すると白血球が増加するので、
血液検査で白血球の数を確認して断定する。
早期の発見で炎症が軽度であった場合、
炎症を抑える抵抗剤の投与によって治療する場合がある。
軽度のうちは、自覚症状がない、もしくは忙しくて、診察を受けない人が多い。
炎症が重度化した急性虫垂炎の場合、すぐに開腹手術で虫垂の切除する。
化膿した虫垂は、症状があらわれてから24時間以内に
破裂することが多いので、診断がでればすぐに切除する。
通常、2~3日で退院できる。
 



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登録販売者

■ 定義

2009年6月の薬事法の改正によって新しく定められた、
医薬品販売の専門職のこと。
薬局やドラッグストアなどで、それまで薬剤師にしか認められなかった
かぜ薬などの一般的な薬の販売を、新しくその一部を販売することができる。
09年の新設に先駆けて、
08年に初めて全国都道府県で資格試験と登録が行われ、
翌年からは年1回、各都道府県ごとに行われている。
薬剤師との大きな違いは、
①処方箋に基づく薬の調剤が可能か否かということと、
②第1類医薬品が販売可能か否かの2点になる。

■ 資格試験と試験内容

都道府県知事が行う、登録販売者試験に合格することが必要。
試験は受験資格を持つ者のみが受けられる。

【受験資格】 
1.高等学校卒業かつ、薬局などで一般医薬品の
     販売補助の1年間の実務経験のある者。
2.薬局などで、一般医薬品の販売補助の4年間の実務経験のある者。
3.6年制薬学部、または旧4年制薬学部などの卒業者。
4.上記に該当する者と同等以上の知識経験があると
     都道府県知事が認めた者
    (旧大検および高等学校卒業程度認定試験の合格者で、
      かつ一般医薬品の販売補助の1年間の実務経験のある者
      または外国の薬学校卒業者)。

【試験内容】 
1.薬品に共通する特性と、基本的な知識。
2.人体の働きと、医薬品。
3.主な医薬品と、その作用。
4.薬事に関する法規と制度。
5.医薬品の適正使用と安全対策。

■ メリット

本来、薬の販売は薬剤師など資格のある一部の人に限られていたが、
消費者にとっては店員が薬剤師なのかそうでないのか
不明のまま購入してしまい、その結果、健康被害が発生することもあった。
薬事法が改正された目的は、
消費者へ薬の副作用などの情報提示することでこのような事態を防ぐことであり、
一般医薬品を販売する際は営業時間内に
薬剤師または登録販売者を必ず常駐させるように定められている。



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中性脂肪

■ 定義

エネルギーを体内に蓄えるための形態。
脂肪酸とグリセリンの化合物。
おもにエネルギー源として使われている脂肪酸のうち、
余ったものは再合成されて体内に貯えられる。
中性脂肪は体には不可欠な成分で、不足すると老化が進むこともある。
また、皮下脂肪となって衝撃をやわらげ、体温を保つ作用もある。

■ 病気との関係

中性脂肪値は食後に高くなるため、検査は空腹のとき(食後12~14時間)に行われる。
基準値は30~149mg/dL。
血液中の中性脂肪がふえすぎると、肥満や脂肪肝になりやすい。
また、動脈硬化の危険も高まる。
中性脂肪値が高いままにしていると、糖尿病や動脈硬化へと進む可能性が高い。
食べすぎ、飲みすぎから脂質の代謝が追いつかず、
血液中に残った脂肪が増加した状態を「高脂血症(こうしけつしょう)」という。
高脂血症には自覚症状がないため、そのままの状態にしておくと
「動脈硬化(どうみゃくこうか)」へと発展する可能性がある。
中性脂肪がたまっていないか、定期的な血液検査が必要。

■ 原因

中性脂肪をふやす原因は、おもに糖質のとりすぎ。
脂質の量を減らしても、中性脂肪を減らすことはできない。

■ 予防法

炭水化物や脂質の多い食べ物のとりすぎに注意し、
甘いお菓子や清涼飲料水、果物などは控える。
食物繊維を十分にとる。
飲酒をしている人は、禁酒するか週2日程度に減らす。
有酸素運動を行い、消費カロリーをふやす。



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代替医療

■ 定義

一般的に西洋医学で用いられる薬品や治療法以外の、
東洋医学や民間療法などのすべてをさす。
欧米では古くからオーソドックスな医学を補完するものとして利用されてきたが、
第二次世界大戦後、本格的に医療の現場に広がった。
日本でも、近年、その重要性が認識されるようになり、
代替医療を併用する医師も多くなってきている。
病気の治療を早める方法として利用されるものもあれば、
自然治癒力を高めたり、免疫力を向上させて病気を予防するために用いられるものもある。

■ 種類

代替医療の範囲は広く、世界の伝統医学や民間療法はもちろん、
医学界では正式には認められていない、開発中の新しい治療法なども含まれる。
サプリメントや薬効食品、抗酸化食品群、免疫賦活(ふかつ)食品、
各種予防・補助食品などの健康補助食品、フラワーエッセンス、ハーブ療法、
アロマセラピー、中国医学(漢方)、鍼灸、指圧、気功、アーユルヴェーダ、
ヨガ、瞑想、音楽療法、ダンスセラピー、ホメオパシー、
カイロプラクティックやリフレクソロジー、オステオパシー、整体、
また、食事療法や免疫療法、精神・心理療法、温泉療法、酸素療法などが
代替医療として広く利用されている。

■ 西洋医学と代替医療の違い

健康の増進や病気の予防が目的。
自律神経を整え、免疫力や自然治癒力を向上させる。
即効性のある西洋医学の薬とは異なり、効きめはゆるやか。
西洋医学による受け身の治療と異なり、自分で選択し、
みずからが積極的にかかわり実践する主体性が重んじられる。

■ 注意

体調不良の原因を過労やストレスだと自己判断し、
代替医療のみでスタートするのは危険。
不調の裏に重大な病気が潜んでいることも考えられるので、
まずは医師による検査を受ける。
サプリメントやハーブには、医療用の薬と併用すると効きめが弱まったり、
副作用がでるものもあるので、通院中の人は医師と相談する。



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電磁波と健康

■ 定義

電磁波とは、電気と磁気の相互作用によって起きる波動のこと。
おもに身の回りから生じる電磁波が、人体に影響をもたらすといわれている。
電波も電磁波の一つで、
電子レンジや携帯電話から生じる「マイクロ波」と、
家電製品や高圧送電線から発生する「低周波」がある。
家電製品では、洗濯機、掃除機、電気カーペット・毛布、
ヘアドライヤーやパソコン、テレビ、携帯電話などの電子機器が該当する。
外部からの妨害を受けにくく、コンクリートの壁も通り抜けるとされ、
世界各国の研究者によって、その危険性が指摘されている。

■ マイクロ波と健康被害

マイクロ波を浴びると、がん細胞が活性化すると考えられている。
とくに、携帯電話と脳腫瘍との関係が疑われている。
携帯電話を耳に当て続けることによって、耳鳴り、難聴などが起こる。
やがて、脳の神経伝達物質の分泌異常が起こり、
うつ症状、異常な行動、学習障害を引き起こす。
高圧の送電線がある場所の周辺で暮らす子どもは、
小児がん、小児白血病が発症するリスクが高いとの調査報告もある。

■ 電磁波過敏症

アメリカのウィリアム・レイ博士によって名づけられた病名で、
電磁波を浴びることで引き起される症状の一つ。
ごく微弱な電磁波を浴びても、頭痛や吐き気などを感じる。
スウェーデンやドイツ、デンマークなど、
ヨーロッパの国々では公的な機関による治療が進められているが、
日本ではまだ正式に病気として認められていない。
【症状】
目が見えにくい、痛い、うずく。
皮ふが乾燥する、赤くなる、できものができる。
鼻づまり、鼻水が出る。
顔が痛む、ほてる、むくむ、水泡ができる、ヒリヒリする。
口内炎ができる、物を食べると金属的な味がする。
歯やあごが痛む。
粘膜の乾燥、渇き。頭痛、記憶喪失、うつ症状。疲れ、集中力の欠如。
吐き気。関節痛、肩こり、腕や関節の痛み。呼吸困難、動悸。
腕や足のしびれ、まひなど、さまざまな症状がある。

■日常生活での注意点

携帯電話での、長時間にわたる通話は避ける。
また、心臓のペースメーカーなどの医療機器を誤作動させる危険があるため、
交通機関や病院の中では電源を切る。
ヘアドライヤーなどを使うときは頭部からできるだけ遠ざけ、時間を短くする。
テレビは、画面から2m以上離れて見る。
電気毛布やカーペットは、胎児への影響が考えられるため、
妊婦はなるべく使用を避ける。
また、使わないときにはコンセントをはずしておくなど、
とくに寝室においては電磁波の影響を遠ざける工夫を。



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低温やけど

■ 定義

体温より少し高い程度の熱に、
体の一部が長時間触れることで皮ふに炎症が起こる状態。
痛みを感じにくい脚部に起こりやすく、
おもに冬場の暖房器具によるものが多い。
例えば、接触する部分の温度が44℃だと約6~10時間で起こるが、
温度が高くなるにつれて損傷を受ける時間が短くなる。
熱への接触時間が長いため、症状は軽くみえても、
皮ふ組織の深部まで傷ついていることが多く、
そのまま進行してしまい重症化することもある。
応急処置としては、患部を流水や氷で冷やす。
むやみに薬をつけたりせず、すぐに病院へいくことが望ましい。

■ 症状

皮ふが赤くなったり、水ぶくれができたりする。
皮ふが白く変色する、または皮ふがむける。
重症化すると、ただれて皮ふの細胞の一部分が
死んでしまう壊死(えし)状態になり、手術が必要になる。

■ 原因

湯たんぽ、電気あんか、簡易カイロ、ホットカーペット、
電気毛布、電気ストーブなどによるものが多い。
それらのものを使用中に、つい眠り込んでしまったり、
泥酔状態で感覚がまひした状態で起こすことが多い。
ノート型パソコンの普及にともない、ひざに乗せての使用や、
長時間キーボードや本体の一部に触れることでパソコンの放熱を受け続け、
太ももや手などに起こすケースもふえている。
また、トイレの温熱便座に座ったまま寝てしまって起こることもある。

■予防法

寝る前は、湯たんぽや電気あんかなどなら離して置き、
電気カーペットや電気ストーブはスイッチを切ったり、
タイマーで自動的に電源が切れるようにする。
長時間にわたって体の同じ部分に熱源を触れさせない。
子どもや高齢者、体の不自由な人が暖房器具を使用する際は、
周囲の人が気を配る。
簡易カイロは、下着や衣服の上からつけるようにする。
靴下用のものは、靴を脱いだらすぐにとる。
 



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腸閉塞(イレウス)

■ 定義

飲食物や腸液、ガス、便が小腸や大腸に滞り、先に進まなくなる病気。
腸管の器質的な病変や外部からの圧迫によって起こる「機械性腸閉塞(へいそく)」と、
腸管の吸まひやけいれんが原因である「機能性腸閉塞」がある。
いずれも、時間の経過とともに腸が拡張するため、
腹痛や吐き気、嘔吐(おうと)をともなう。
機械性腸閉塞の一つである「絞扼(こうやく)性腸閉塞」は、
腸菅が血行障害を起こして壊死し、
強烈な腹痛によって全身状態が急速に悪化する場合があり、
緊急手術が必要となる。
腸捻転(ちょうねんてん)」ともいう。

■ 症状

きりきりと腹部が強く痛み、すこしするとやわらぎ、
また痛みが襲うという繰り返しが特徴である。
嘔吐は胃液や胆汁から始まり、進行すると腸の内容物となり、
下痢便のような色と便臭になる。
嘔吐の直後は、腹痛や吐き気の症状が軽くなることが多い。
絞扼性腸閉塞の場合、腹痛がおさまることはなく、
顔面蒼白(そうはく)、冷や汗、寒気に加え、
呼吸や脈拍が弱く早くなり、ショック状態に陥ることがある。

■ 原因

開腹手術の経験がある人が腸管内で癒着を起こして詰まったり、
そこを中心に腸がねじれたり、曲がったりする場合が多い。
大腿ヘルニアから起こる場合もある。
クローン病、潰瘍(かいよう)性大腸炎、
大腸がんなど、腸の病気の合併症としても知られている。
便秘傾向の強い人も、硬くなった便自体によって引き起こされる場合がある。
腸機能の低下や、収縮もあげられる。

■ 予防法

食事では、暴飲暴食をせず、夕食には体を冷やす食べ物を避ける。
海藻類や貝、いか、豆類、食物繊維を多く含んで消化の悪いもの、
刺激の強いもの、極端に熱いものや冷たいものは控える。
適度な運動を心がける。
同じ体勢を長時間続けない。
精神的ストレスをためないように注意する。
便秘をしないように気をつける。



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断食

■ 定義

文字どおり食事を断ち、一定期間は水以外の食物を口に入れないこと。
食事は生命にとって欠かせないものだが、
同時に内臓にとっては大きな負担にもなっている。
食事をとっている限り、内臓は消化吸収と排泄のために休みなく働き続けている。
断食は、いったん食事を断つことで消化器官や
腎臓、肝臓などに休息を与える作用がある。
また外から栄養が入ってこないことでエネルギー源として
体内に蓄えた脂肪を使うようになるため、体脂肪の減量にもなる。
現代生活では、食事の不足よりも
食事のとり過ぎのほうが問題になることが多いといわれている。
食欲がないときは無理に食べないことも、生き物にとって自然な行動といえる。

■ 注意

断食には短時間のものや、多少の食事はとっていい軽いものから、
制限が厳しいものまで多彩な方法が提唱されている。
本格的に行う場合は、断食期間だけでなくその前後にも、
生活や方法に関して医師や専門家の指導を仰ぐようにする。
断食直後の体は消化吸収力が弱まっているため、
いきなり通常の食事をとると、命にかかわることもある。
また断食は、基本的には健康な成人がするものであり、
体調をくずしていたり慢性疾患のある人、
重い病気にかかっている人、
子どもや高齢者、妊婦や授乳にあたる人は行うべきではない。



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