食品添加物(甘味料)
カテゴリー: さ行, 食の成分用語集, 博士のオリジナル用語集 | 2010.7.21 | コメント (0)
▲ ブログランキングに参加しています
食品添加物(甘味料)
■定義
食品に甘味をつけるために使用する添加物。
砂糖(ショ糖)の代替の目的として使用される。
砂糖の数倍から数百倍強い甘味度(甘さの強さ)をもつ
高甘味度甘味料と、
砂糖と同じかそれよりも弱い
低甘味度甘味料に分けられる。
高カロリーで体内への吸収が早い砂糖と比べて、
人工甘味料はカロリーが低く体内に吸収されにくい利点があるとされる。
近年では健康とダイエットへの関心の広がりから、
人工甘味料へのニーズが高まっている。
■用途
砂糖が血糖値を上げたり、虫歯の原因になる、
太るなどの理由で敬遠されがちになり、その代わりに甘味料を使用する。
使用した食品には、
「ノンシュガー」「カロリーオフ」「ダイエット甘味料」などと強くアピールできる。」
■おもな種類
【アセスルファムカリウム】
酢酸由来のジケテンを原料として製造される。
水に溶けやすく、砂糖の約200倍の甘味度があり、
生体内で利用されないため、ノンカロリー甘味料として用いられる。
相乗効果で甘味が増すので、ほかの甘味料と一緒に使われることもある。
【キシリトール】
樹液から作られる天然の甘味料で、糖アルコールの一種。
砂糖と同じくらいの甘味度。
虫歯を予防する働きがあることから、ガムなどに使用される。
【サッカリン、サッカリンナトリウム】
トルエン、または無水フタル酸を原料として製造される。
砂糖の500倍という、きわめて強い甘味度があり、
サッカリンナトリウムは、水に溶けにくいサッカリンを水に溶けやすくしたもの。
サッカリンの使用はガムに限られているが、
サッカリンナトリウムは多くの食品に使用が認められている。
甘味が後味として長く残る特徴がある。
一時は発がん性が疑われたが、
現在は安全性が確認され、アメリカや中国では大量に使用されている。
【カンゾウ抽出物】
マメ科の多年草の根や根茎から製造される。
主成分はグリチルリチンで、
砂糖の約200倍の甘味度があり、コクづけなどの効果がある。
【ステビア抽出物】
キク科ステビアの葉から抽出されて製造され、
砂糖の約250~350倍の甘味度がある。
カンゾウ抽出物と併用することで、甘味が増すため、
ほかの甘味料と一緒に使用されることが多い。
■使われる食品
清涼飲料水、アルコール飲料、ダイエット食品、お菓子、漬け物など。
また、虫歯を予防する働きがあるとして、
キシリトールなどが歯磨き粉やガムに使用されている。
■ADI(1日の摂取許容量)
ヒトが、ある食品添加物を生涯にわたり毎日摂取しても、健康に影響がないとされる
「1日あたりの量を体重1kgあたりで示した数値(mg/kg体重/日)」のこと。
【アセスルファムカリウム】 15mg/kg/日
【キシリトール】 きわめて毒性が低いため、特定しない。
【サッカリン、サッカリンナトリウム】 5mg/kg/日
【ステビア抽出物】
2008年に行われた第69回JECFA会議において、4mg/kg/日が設定された。
[食品添加物の、国連食糧農業機関(FAO)、
世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)による安全性評価より]
【カンゾウ抽出物】
データはないが、長年食品添加物として使用されてきた実績があるものとして、厚生労働大臣が認めた「既存添加物」にとして引き続き使用が認められている。
また、アメリカではGRAS物質(一般に安全と認められている物質)とされている。
▲ブログランキングに参加しています



